みなさん、こんにちは!早稲田大学2年の中村です。 8月の現地活動で、米崎町にお住まいの元ゆず所有者の方に聞き取り調査を行いました。
この方のお宅にはかつてゆずの木があったのですが、残念ながら現在は枯れてしまったということでした。 どこから持ち込まれたのかはわからないものの、お話をしてくださった方が子供の頃から結構な高さがあったとおっしゃっていたため、植えられてからかなりの年数が経った木だったのではないかと思います。 ゆずの使い方としては、昔は主に自家用として、白菜などの漬物に利用しており、ゆべしやようかんに入れることもあったということでした。 この方は約50年前、荷物の運搬のお仕事をされていて、デパートや農業試験場での産業祭で高田の名産品を販売するための運送業に関わっていらっしゃいました。 そこでは、高田の名産品として、わかめやかきに加えてゆずが販売され、1つの目玉商品だったということです。 所有していたゆずについてだけではなく、高田とゆずの関係についてもお聞きすることができ、とても興味深いお話でした。 また、ゆずは昔から需要のある果実であったことから、「北限のゆず」の価値を改めて実感したお話でもありました。 今後も、個人とゆずの思い出から、高田とゆずの関係まで、幅広い視点を持って調査していきたいと思います。
Comments